古い車輌の写真
京都市電 5 700、800、1800
748
RP286 Web#=450 掲載2010/2/5写真1は700形748、1970/5/1京都市電烏丸車庫にて。 700形は残っていた単車を置き換えるために、1958〜1962年に701〜748の48両がナニワ工機などで製造されました。車体のデザインは600形に始まる流線型の流れを汲むものでしたが、ナニワ工機の開発した準張殻構造の軽量車体でした。しかしワンマン化改造には扉を車体中央に移設しなければならなかったのですが、この軽量車体では強度的に問題があり1974年までに全てが廃車となりました。この700形の最後748も1962年竣工ですが、僅か12年で廃車となりました。703の1輌だけが京都市交通局の市電保存館で静態保存されています。
880
写真2は800形888、1970/5/1京都市電烏丸車庫にて。 800形は1950〜1955年に801〜890の90両が川崎車輌、近畿車輛、帝国車輌、汽車製造、ナニワ工機で製造されました。車体のデザインは600形に始まる流線型の流れを汲むものでした。ワンマン化改造にならなかった871〜890の20輌は1971年と1974年に廃車となりました。最後の890が京都市交通局の市電保存館で静態保存されています。
1847
写真3は1800形1880、1970/5/1京都市電烏丸車庫にて。 1968年〜1970年に800形90輌の内801〜870の70輌がワンマン化されて1800形1801〜1870となりました。後部の扉が中央に移設され、ヘッドライトがシールドビーム2灯化、ワンマンカー表示が元のヘッドライトの位置に掲げられました。このうちの6輌が阪堺電気軌道に譲渡されモ251形251〜256となりましたが、これも廃車となっております。
京都市交通局の形式称号は昇順ではありませんでした。1937年から製造された600形95輌の次は同じような車体デザインで1949年の1000形(32輌)に跳び、次いで1950年の800形90輌、1955年の900形35輌、1958年の700形48輌となっていました。その後は11年後の1969年になって全く新しい車体デザインで2000形(6輌)が登場しています。 路面電車
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