古い車輌の写真

若松市営交通局 1

RP006 Web#=47 掲載2008/1/23修正1 2010/5/7

1969/9/20に九州の若松まで出かけるチャンスがありました。写真1は貨物専業の若松市電の車庫です。この車庫は木造トタン板張りの味わい深い建物で、レイアウトにはもってこいのサイズでした。線路は車庫の中まで完全な併用軌道ですね。

併用軌道の上を小型の凸型電気機関車がゴロゴロと数両の黒い国鉄貨車を牽いて近在の工場の引込み線へ配っていく仕事をこなしていました。私が到着したのは運行が終わった午後遅くなので、機関車はすべて車庫で昼寝中でした。

101

写真2は101号電気機関車です。併用軌道を走るために、ここの電気機関車は3台とも路面電車と同じような救助網を装備していました。賑やかな商店街のメインストリートを30トンもあるような電気機関車がでっかい貨車を従えてノロノロゴトンゴトンと動いていくのは、さぞや邪魔で目障りな光景だったことでしょう。

国鉄の線路と若松市営交通局を結ぶ直流電化区間

「なー〜んだ、タダのキューロクではないか」と馬鹿にしてはいけません。手前のあまり丈夫ではなさそうな線路の上空を見てください。これまたあんまり上等ではない架線が張られていますね。国鉄の線路と若松市営交通局を結ぶ直流電化区間です。残念ながらキューロクと凸型電気機関車が並ぶ写真は撮れませんでした。

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