古い車輌の写真

国鉄阪和線 1 社型

クハ25005?

RJ017 Web#=49 掲載2008/1/26

阪和線は阪和電鉄という私鉄の買収路線です。ここの買収車は当時の省線電車の性能を凌駕する優秀な電車でした。そのためクハ25とかクモハ20とかいうように鉄道省の標準型式が与えられ、永く古巣の阪和線で国鉄標準型に近づけるように次々と改造や装備品の交換が行われながら活躍しました。

写真1は阪和線杉本町駅で1966/6/11撮影の元阪和電鉄買収車クハ25005?です。車番は写真から読み取ったもので、少し??です。

クハ25100

写真2は阪和線美章園駅で1966/6/11撮影の元阪和電鉄買収車クハ25100です。ノーシルノーヘッダーの平滑な車体に上部が曲線になっている窓枠が取り付けられており、とてもエレガントなデザイン、阪和線のスターでしょう。残念ながらデザイン的には全くそぐわない省線電車標準のごつい貫通幌が装備されていました。

クモハ20型

写真3と4は走行しているところを撮影したので、ともに阪和線美章園駅で1966/6/11撮影。クモハ20型の一員ですが残念ながら車番をフイルムから読み取ることはできませんでした。

オレンジバーミリオン色の車体に白文字の標記は読み取りにくいですね。これもクモハ20型の一員です。台車は省線電車の物とは明らかに異なります。

クハ25056

写真5は阪和線美章園駅で1966/6/11撮影の元阪和電鉄買収車クハ25056です。写真1と3、4、5の原型は重々しいユニークな電車だったのでしょうが、省型の標準部品(パンタグラフ、グローブ型ベンチレーター、プレスドアによる3扉化など)に載せかえられてちょっぴり残念。

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