古い車輌の写真

京福電鉄福井支社 2

281

RP312 Web#=502 掲載2010/5/20

写真1はホデハ281形ホデハ281、1977/3/21京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

1911年新橋工場でホデ6110形ホデ6113として竣工、1913年によりナデ6113、1914年にデハ6260形デハ6263に改番されました。1920年に標準型車体に改造され原型とは大きく異なった車体になりました。1924年に廃車、目黒蒲田電鉄に譲渡され、デハ20形デハ23となりました。後にモハ23と改番、1937年に川崎車輌で半鋼製車体に更新が行われモハ150形モハ157となりました。1942年の大東急発足時に東急に継承されデハ3300形デハ3307となりました。1975年に廃車となり京福電気鉄道に譲渡されモハ281形モハ281となりました。281は1979年に車体のノーシル・ノーヘッダ化改造が行われました。1986年にモハ2201形に置き換えられて廃車となりました。

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写真2はホデハ301形ホデハ301、1973/6/3京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

池上電鉄が汽車会社で1928年に5輌製造したモハ100形101〜105が前身です。1934年に目黒鎌田電鉄に合併されモハ120形121〜125となり、次いで1939年東京横浜電鉄へ社名変更、さらに1942年東京急行電鉄となりました。その時にモハ120形とモハ130形は共にデハ3250形3251〜3258へ改番されました。

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写真3はホデハ301形ホデハ303、1973/6/3京福電鉄福井支社福井駅にて。

戦後の混乱期に大手私鉄には運輸省規格形電車やモハ63形、国電の戦災損傷車両等が割り当てられましたが、その代わり旧型車輌を地方の中小私鉄に譲渡(車両供出)しなければなりませんでした。京福電鉄にはデハ3250形3254〜3257の4輌が譲渡され、手ごろな大きさだったためか長く愛用されました。

写真4はホデハ301形ホデハ303、1973/6/3京福電鉄福井支社福井口車庫にて

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