古い車輌の写真

京福電鉄福井支社 3 旧南海 2000

RP313 Web#=503 掲載2010/5/21

写真1はモハ2000形2連の列車が福井口駅に進入して来るところ、1977/3/21京福電鉄福井支社福井口駅にて。

左側に向かって分岐しているのは三国芦原線、右側に分岐しているのは勝山永平寺線、車庫は両側に分かれていました。

2002

写真2はモハ2000形モハ2002、1977/3/21京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

元南海電鉄のモハ1201形モハ1226。

1934年〜1943年に南海鉄道が火災復旧名義と新造で72輌も製造されました。モハ1201の他に同系車としてクハ1901形、モハ1051形、モハ1551形などもあり、その経歴はとても複雑(難解電車!)です。

2007

写真3はモハ2000形モハ2007、1973/6/3京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

元南海電鉄のモハ1201形モハ1219。南海では1955年から1969年まで14年間かけて車体の更新修繕が実施されました。南海の本線と高野線では1973年に架線電圧が600Vから1500Vに昇圧され、モハ1201系は貴志川線所属の10輌以外は1971年から廃車されていきました。手ごろな大きさだったために水間鉄道(12輌)と京福電鉄福井支社(16輌)に譲渡されました。

2013

写真4はモハ2000形モハ2013、1973/6/3京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

元南海電鉄のモハ1201形モハ1231。

京福電鉄福井支社ではモハ2001形に改番されて使用されました。このうち8輌は1982年より阪神電気鉄道から譲渡された5231形の車体への載替工事が実施されモハ2101形(後にえちぜん鉄道MC2101形)となりました。

2015

写真5はモハ2000形モハ2015、1977/3/21京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

元南海電鉄のモハ1201形モハ1233。京福電鉄福井支社にはモハ2000形が16輌も在籍していて、それまでの電車は影が薄くなっていました。南海電車で同じ頃活躍していたモハ2000系の厚い屋根と比べると、浅い屋根とベージュとマルーンの明るい塗装による軽快な印象が残り好ましいデザインではないでしょうか。

南海電鉄 1210

写真6は南海電鉄モハ1201形1210、1970/12/6南海電鉄天王寺線今池町駅にて。

南海電鉄が1500Vに昇圧する前、ローカル線天王寺線でのんびりと運行していた頃のモハ1201形1210です。この1210は1971年に貴志川線に転属した10輌の内の1輌で、1995年まで活躍しグリンピア南紀で保存されていましたが、今は解体されています。

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