古い車輌の写真

京福電鉄福井支社 7 EL テキ522

テキ522

RP317 Web#=507 掲載2010/6/3

写真1〜4はテキ521形522、1973/6/3京福電鉄福井支社福井口車庫にて。

京福電鉄福井支社は1949年に日立製作所でテキ521形電気機関車を2輌製造しました。これは太平洋戦争の空襲で焼失したテキ10とテキ11を補充するためです。

主としてダム建設資材などの貨物輸送に活躍しましたが、貨物輸送の衰退により除雪用として使われるようになり1980年にスノープラウが取り付けられました。

長さ9.7m、重量は25.3t、出力240KWとコンパクトな凸形電気機関車です。

2003年に京福電気鉄道福井地区の鉄道事業が廃止され、第三セクターとして設立されたえちぜん鉄道に譲渡されました。その際にATSの取り付けと共に521と522を永久連結するように改造され、テキ522はML521形ML522と改番され、現在も除雪用として在籍しております。

この電気機関車はキャブの背の高さの割に前後のボンネットが低く、全体が小柄に見えます。同じ京福電鉄に在籍したテキ501が、前後のボンネットの高さのために大柄に見えたのと対照的です。

写真5はテキ521形522、1977/3/21京福電鉄福井支社福井駅側線にて。
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