古い車輌の写真

静岡鉄道 駿遠線 1

ディーゼルカーが牽引する列車

RP323 Web#=513 掲載2010/10/13

写真は駿遠線のディーゼルカーが牽引するキハ+ホハ+ホハの列車、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良駅近くにて。

静岡鉄道駿遠線の簡単な歴史をまとめてみようと思ったのですが、長い路線で藤相鉄道、中遠鉄道、静岡鉄道の3社が関係していて極めて複雑です。しかも何度も分けた細切れ開業、廃止も何度かに分けて(最初の廃止は戦前、最後は1970年)行われています。

夏の暑い季節、朝到着して軽便列車に乗車。途中はあまり変化のない広い農村地帯と松林。低い丘を通り抜けるところを見つけて相良駅?で下車、珍しく列車写真を撮ってみました。

新聞でも運んでいたのでしょうか、キハ+ホハ+ホハニという列車が細い農業用水路を短いデッキガーダーで通過しています。その先にはオート三輪か自動耕運機がやっと通れるような狭い1車線分の踏切がありました。

軽便鉄道の車輌の高さほどしかない低い丘陵を、列車は切通しで通過していきます。この丘は元々は海岸の砂丘だったのでしょうか? 大きな樹木が全く生えていませんでした。

満員の3輌編成列車は結構たくさん運行されており、なぜ廃止の噂が絶えないのか不思議でした。DL(所謂蒙古の戦車)が牽引する客車列車は朝の通勤通学時間帯だけのものだったようです。

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