古い車輌の写真

静岡鉄道 駿遠線 2

RP324 Web#=514 掲載2010/10/17

写真1〜3は芝駅に進入してくるディーゼルカーと客車の列車。1967/8/23静岡鉄道駿遠線芝駅にて。

真夏でしたが海岸が近いためか、沿線の木陰から涼しい微風が吹いていました。後方に見える好ましい木造駅舎にも注目してください。待合室の広く開かれた窓からは、さぞや涼しい風が吹き込んでいたことでしょう。ホームの外れには腕木式出発信号機が設けられていました。

ホームの子供達はふるさとのおばあちゃんにつれられて海水浴にでも行くのでしょうか。

低いホームの電柱に取り付けられた裸電球の照明は風情がありますね。

子供達の歓声を積み込んでキハ+ホハのかわいい列車が出発してしまうと、真夏のまぶしい陽光の下に静まり返った低いプラットホームが残りました。

最盛期には貨物積み下ろし用のプラットホームや上屋、側線もあったのでしょう。電信線を支える電柱には、ほんの僅かな電線しか架設されていません。

写真4は相良駅で出発待ちのキハD10ディーゼルカー、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良駅にて。

広々とした田圃の真ん中にある相良駅で軽快なデザインのキハD10がお客を待っていました。車庫を訪問し、沿線で写真を撮って相良駅のホームに戻ってきたのは、夏の陽が低くなる夕刻近くでした。


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