古い車輌の写真
静岡鉄道 駿遠線 4 DB606、DB607
DB606
RP326 Web#=516 掲載2010/10/19写真1はDB60形DB606、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良車庫にて。 1952年9月静岡鉄道駿遠線袋井工場製の蒸気機関車改造機の第5号機で、種車がC形だったため当初はDC105として竣工しました。自重10t、全長は5.8mもあり、エンジンは民生のKD4型出力125PSを装備していました。 どうも重量の面で問題があったようで1957年7月に大手工場でB形に大改造され自重8t、全長5.8m、金剛製DA60型エンジンに換装されDB60形DB605となりました。晩年には番号がDB606になりましたが、本来のDB606と車体外殻だけを交換したのかどうかはよくわかりません。 静岡鉄道駿遠線に在籍したC形蒸気機関車は栗原鉄道から譲渡されてきた1922年雨宮製作所製のC121とC122の2輌だけで、駿遠線ではC12形17と18になりました。このうちのどちらかが、このディーゼル機関車の前身と思われます。
DB607
写真2〜4はDB60形DB607、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良車庫にて。 1953年3月に静岡鉄道駿遠線袋井工場で竣工した蒸気機関車改造機の第6号機です。自重7トン、全長は5.2m、エンジンはふそうのDB5A、出力130PSでしたが、後にふそうのDB5L型エンジンに換装されました。
写真3でご覧のように機関車後部のボンネットが丸くデザインされています。これも流線型へのこだわりでしょうか。
静岡鉄道駿遠線の車輌は殆んどがスカ色の塗装でした。DD501だけはクリーム色の車体に赤い線という塗装でしたが、残念ながら写真を撮ることができませんでした。
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