古い車輌の写真

静岡鉄道 駿遠線 5 DB609、モーターカー

DB609

RP327 Web#=517 掲載2010/10/20

写真1〜3はDB60形DB609、1967/8/23静岡鉄道駿遠線新藤枝駅にて。

1954年9月静岡鉄道駿遠線袋井工場製で、最後の蒸気機関車改造ディーゼル機関車でした。自重8t、全長は5.4m、エンジンは出力125PSの民生ディーゼル製ND4形を装備していました。

「蒙古の戦車」は写真でご覧のように小型の客車よりも更に背が低く、普通の地方鉄道では保線用モーターカーのサイズでしょうか。

静岡鉄道駿遠線で必要なディーゼル機関車はこのDB9までの9輌で充足し、また種車となる蒸気機関車もなくなったために、これ以後「蒙古の戦車」は増備されなくなりました。

保線用モーターカー

写真4は、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良車庫にて。

相良車庫の片隅に保線の車庫と詰所があり、小さなモーターカーが停められていました。ここのディーゼル機関車は元々小型だったために、この小型モーターカーが随分と大きな車体だったように感じました。

写真を撮った時に確認しておいたら良かったのですが、これも自社工場製じゃないでしょうか。

有蓋車の廃車体 ワフ10?

写真5は有蓋車のダルマさん、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良車庫にて。

藤相鉄道用が増備したボギー有蓋貨車で、1916〜1917年に16輌、1923年に5輌で合計21輌が作られました。最大長6.09m、自重3.1t、荷重4.0t。当初はケホワフ6形として就役。車掌室はなくて手ブレーキ付き、両端ともデッキなしの完全な有蓋車でした。ワフ10の車体はさらに写真のように倉庫に転用されました。