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古い車輌の写真
静岡鉄道 駿遠線 6 キハD5、キハD10![]() 静岡鉄道駿遠線の気動車は合併時に藤相鉄道から継承した6輌(内1輌は片ボギー車)、中遠鉄道からの3輌(内2輌は片ボギー車)、赤穂鉄道から譲り受けた1輌、鞆鉄道から譲り受けた3輌(内2輌は片ボギー車で、後に1輌はボギー車に改造)、そして自社で新造した7輌の合計20輌が在籍していました。車輌番号のキハCは片ボギー車、キハDはボギー車を表しています。 藤相鉄道と中遠鉄道が合併したときに、番号が重なったために小型から順送りに改番が行われています。 キハD5![]() キハD5は元中遠鉄道のキハ3で、1935年に東亜工作所製で新造された半鋼製ボギー車です。車体の両端に鮮魚台(荷物台)が取り付けられており、ローカル色満点でした。 キハD10![]() 立山鉄道(現在の富山地方鉄道立山線の一部)が日本車輌で1930年に製造した半鋼製片ボギー車キハ2が前身です。後に富山電鉄キハ2となり、1937年に赤穂鉄道に譲渡されカ6となりました。赤穂鉄道の記録によるとウォーケシャ製ガソリン・エンジンを搭載していましたが、1947年にエンジンを取り外して客車ハ6となりました。 1951年に赤穂鉄道は国鉄赤穂線の開通に伴って廃止となり、同機!は静岡鉄道駿遠線に譲渡されました。そして1957年に静岡鉄道駿遠線袋井工場で再度の大改造が行われ、今度はまともなディーゼルカーとして就役しました。この時は室内に置かれていた大型エンジンとシャフトを取り除き、床下駆動の普通のディーゼルエンジン(いすゞ製55PSのDA45型)に取替て機械式4段変速機を装備しました。同時に座席復元、そして窓2枚分だけ車体を延長して大型化しました。結局長さ10.0m、自重9.0t、定員55名になりました。 屋根は浅いシングルルーフで、私には正面に庇がつけられた明るい軽やかで素敵なデザインと感じました。鞆鉄道(キハ4)から譲渡されてきたキハC13は、キハD10と同じ日本車輌、同じ図面で製造され、別々の鉄道から静岡鉄道駿遠線で再会し、同じような改造(片ボギー式からボギー式に、そして窓2枚分の車体延長工事)を同じ工場で受けてキハD13となりました。 前のページ 次のページ |