古い車輌の写真

山陽電気軌道 3 101、107、109

101

RP338 Web#=528 掲載2010/11/5

写真1は101、1970/8/13山陽電気軌道東車庫にて。

山陽電気軌道では特に形式称号と言う制度が無かったようです。101〜108は山陽電気軌道が開業に備えて準備した電車です。1928年日本車輌で製造されたシングルルーフ(丸屋根)の木造車で当初から引戸の乗降扉が付いていました。
101は1950年に広瀬車輌で台枠を使用して半鋼製車体に載せかえられました。鋼体化工事後は最大長は8.2m、自重10.6t、出力44.8kW、定員40名でした。

107

写真2と3は107、1970/8/13山陽電気軌道東車庫にて。

101〜108の鋼体化工事は資金の都合なのか分割して行われたために、車体の出来栄えには差が見受けられます。

107は1949年に広瀬車輌で台枠を使用して半鋼製車体に載せかえられました。

この写真を撮影した1970年夏には休車状態で車庫の奥に押し込められていました。

109

写真4は109、1970/8/13山陽電気軌道東車庫にて。

109〜116は唐戸までの路線延長に備えて山陽電気軌道が1929年梅鉢鉄工所で製造した丸屋根の半鋼製車でした。最大長は8.2m、自重10.6t、出力52.2kW、定員40名でした。深い屋根にめり込んだようなヘッドライトが印象的でした。

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