古い車輌の写真

吹田第一機関区 3

梅田貨物駅

RJ142 Web#=549 掲載2010/12/27

写真1はD52形、1964年春?国鉄東海道本線梅田貨物駅ヤード。

中津の跨線橋から遠くに霞んでいる梅田貨物駅を眺めていると、これから吹田操車場に向かう貨物列車がD52に牽かれてきました。今では高層ビルが建ち並ぶ界隈ですが、この頃の周囲はまだ平屋の倉庫や住宅が混在する街でした。

写真2はC112形C11 316、1961年ごろ?国鉄福知山線伊丹駅。

これは私にとって記念すべき写真、古いブローニー判のカメラ「アルファ・フレックス」で撮影した最初の蒸気機関車の写真です。吹田第一機関区所属の戦時型C11。どうも写真屋さんが現像に失敗していたようで、上半分が白飛びになっています。

写真3はD51形D51 66、1961年ごろ?国鉄福知山線三田駅。

これも私にとっては最初期の鉄道写真で、まだ露出を自分で決めかねている時代でした。セレン光電池式の露出計を使っていたのですが、計測した結果にプラス2絞り開かねばいけないということは、なかなかわかりませんでした。天候も雨上がりで、せっかくのナメクジドーム付きの初期D51が真っ黒になってしまいました。

写真4はC11形C11 280、1965/4/1国鉄福知山線宝塚駅。

この頃の福知山線宝塚駅はローカル色満点で、腕木信号機が残されていました。吹田第一機関区所属のC11が牽引する普通列車で40Km程度の快速で飛ばしていました。大阪のオフィスと郊外の住宅地を結ぶ通勤通学列車でしたが、並行する阪急宝塚線のきれいな電車とは勝負にならなかったようです。ここのC11は所謂サバーバン・タンクですね。

写真5はD51形D51 319、1966/3/7国鉄福知山線川西池田駅。

吹田第一機関区所属のD51が川西池田まで入換に出張してきていました。多分阪鶴鉄道の時代に作られたであろう古い煉瓦造りの水タンクの傍で一服していました。吹田操車場で重入換用として活躍しているD51達はこの写真のようにデフレクターを取り外していました。

写真6はDD13形DD13 110、1966/3/7国鉄福知山線川西池田駅。

田舎の福知山線川西池田駅にも新しい入換ディーゼル機関車がやってきました。吹田第一機関区所属のDD13初期型で、茶色の旧塗装です。


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