古い車輌の写真

吹田第一機関区 7 D51-1

D51 51

RJ146 Web#=553 掲載2011/1/10

写真1はD51形D51 51、1963年国鉄吹田第一機関区。

1937年川崎重工業製、最初は福知山機関区に配属、最後は吹田第一機関区で1971年に廃車。途中でボイラーが交換されました。吹田第一機関区時代には入換専用機として動力逆転器が取り付けられ、デフレクターが取り外されていました。

廃車となってから大阪府枚方市にあるくずはモールというショッピングセンターの中庭広場で保存公開されていました。その後嵯峨野観光鉄道の嵯峨嵐山駅近くにある19世紀ホール前に移されて保存公開されています。

D51 76

写真2はD51形D51 76、1966/10/29国鉄吹田第一機関区。

1938年川崎重工業製、上記の51と同様に動力逆転器が取り付けられ入換専用機としてデフレクターが取り外されていました。

D51 78

写真3と4はD51形D51 78、国鉄東海道本線東灘機関区側線。

1938年川崎重工業製、上記の51と同様に入換専用機として動力逆転器が取り付けられ、デフレクターが取り外されていました。最後は吹田第一機関区で廃車は1971年。この東灘機関区に留置されていた頃はデフレクターが元通りに取り付けられていました。

D51がシャンターとして吹田ヤードで活躍していた頃に吹田第一機関区を訪問しましたが、扇形庫の左端にたくさんのデフレクターが取り付けられていた機関車の番号を白チョークで書き込まれて立てかけてありました。

D51 91

写真5と6はD51形D51 91、1966/10/29国鉄吹田第一機関区。

1938年汽車製造会社製、最初は上諏訪機関区に配属されました。最後は竜華機関区で1970年に廃車となりました。デフレクターが取り外されているので、このアングルで眺めるとナメクジドームと煙室の前端が丸く仕上げられている初期型D51の特徴がよくわかります。

ロコの前方を眺めた写真ですが、デフレクターを取り外したために前方視界が少し良くなっています。貨物列車専用として低速で運用されるD51に、デフレクターが果たして煙退治に有効であったのでしょうか?

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