古い車輌の写真

吹田第二機関区 12 DL

DD51 11

RJ151 Web#=558 掲載2011/1/28

写真1はDD51形DD51 11、1966/5/28国鉄東海道線吹田第二機関区。

DD51形は1962年から1978年までに速度ではC61、牽引力ではD51に勝るディーゼル機関車として649輌が作られました。このDD51 11はごく初期の1964年製造。初期型の特徴としてボンネット正面の塗分線がナンバープレートの下を通っていました。これを撮った頃はDD51はSLを追い払った憎いロコで、これ以外にカメラを向けることはありませんでした。

DD13 45

写真2はDD13形DD13 45、1963年頃国鉄東海道線吹田第二機関区。

DD13形は1958年から1967年までに古い入換用蒸気機関車を置き換えるために、416輌が作られました。全国のヤードに配備され、古典機5500やB6、8620や9600までも追い払った憎いロコでした。この写真は茶色に黄帯という旧塗装時代です。

DD13 100

写真3と4はDD13形DD13 100、国鉄東海道線梅田貨物駅。

吹田第二機関区に属していたDD13は操車場や近辺の駅で入換に活躍していました。このDD13 100後年他らしい塗装が施され、ヘッドライトがシールドビームに交換されています。ヤードを経由する貨物輸送がなくなったために1979年から急に廃車となるものが増え、1987年までに新幹線に改軌転属したものを覗いて全て廃車となりました。

汽車会社はDD13形量産に先立って1957年に江若鉄道へDD13 51と称するディーゼル機関車を納入しました。車体外観は国鉄のDD13初期型と殆んど同じで、車体デザインは汽車会社がその前に作っていた小型ディーゼル機関車の影響を色濃く受けているようです。ボンネットやキャブの隅が小さな半径で丸みがつけられており、日本型の端正な印象を与えています。

このDD13もデザインは好ましく感じていましたが、古典機の敵でカメラを向けることは滅多にありませんでした。