古い車輌の写真

松本電鉄 1 モハ100型

松本電鉄 モハ100型

RP008 Web#=58 掲載2008/2/3

塩尻近くの私鉄、松本電鉄を訪問したのは1972/5/25と1976/6/5の2回、すでに路面電車の浅間線は廃止になっており上高地線だけが営業中でした。

写真1は最初に訪問した初夏、晴れた気持ちの良い陽光の下で乗客を待っているオレンジ色のモハ100型です。このときはプラットーホームで1枚だけ、何せ新婚旅行の途中でしたので自粛。

2回目に訪問したのは梅雨で雨に祟られた1976/6/5のことです。電車が発車した直後だったので、車庫のある新村までタクシーを使わざるを得ませんでした。持参した資料では車庫が新村と書いてあったのですが、タクシー運転手は車庫が終点にあると言い張るので、現地の人の意見を尊重して終点の新島々までかなりの距離をタクシーで行きました。トーゼン何もありません。タクシーは有料で元の松本まで戻ってやる(往復で1万円)といっていましたが、このような変なタクシーに乗って今度は何をされるのかわからなかったので雲助タクシーを捨てて長時間待って電車で新村まで戻りました。当時の私は若かったのでクモスケになめられたのでしょうか。写真2は終点の新島々で撮影したモハ100型(番号不明)です。

写真3は同じくモハ109です。日本車両が地方鉄道向けにたくさん新製または更新修繕(木造車の鋼体化)した標準型の電車です。個人的な見解ですが、屋根の上に一つだけヘッドライトがあって小さなパンタグラフ、ノーシル、ノーヘッダーのやさしいデザインは私が新製車部門デザイン大賞を贈りたいものです。

写真4は新村で撮影したモハ101です。ここにはまったく同じデザインでクハが在籍していたんですね。当時は気が付かず残念なことでした。

松本電鉄は親会社が立派な業績を上げていますので経営面では安泰で、まことに喜ばしいことです。

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