古い車輌の写真

急行用ディーゼルカー 1

RJ156 Web#=567 掲載2011/2/7

写真1はキハ58形の急行列車、1970/9/6国鉄福知山線生瀬〜道場。

この頃はまだC11やC57の牽く普通旅客列車が幅を利かせていましたので、折角の新鋭急行用ディーゼルカーも煤で汚れていました。撮影した場所は険しい武庫川河岸沿いを通りトンネルを抜けた所で、これから三田(サンダ)に向かって農村を通過していきます。

写真2はキハ55形の急行列車、1970/9/6国鉄福知山線生瀬駅。

当時は単線だった福知山線の生瀬(ナマゼ)駅でDF50形ディーゼル機関車が交換待ちをしている所に、キハ55系の準急列車が進入してきます。

普通列車はまだC11が幅を利かせていたのですが、貨物列車は不思議にディーゼル機関車DF50が使われていました。

写真3はキハ55とキハ58形の普通列車、1966/8/3仙山線作並駅。

仙山線は交流電化発祥の地で、作並駅は当初は交流電化区間と直流電化区間(作並〜山寺間)の境目でした。高価な交直両用電車を新規開発して就役させることは閑散ローカル線には無理で、仙台と山形を結ぶ直通列車は気動車で運行されていました。

写真4はキハ58形の急行列車、1969/9/19呉線坂〜小屋浦。

C59やC62が牽く呉線の普通列車を狙って坂駅や小屋浦の辺りをウロウロしていた時に、キハ58系の急行列車が通過していきました。トンネルにはまだ先ほどのC62が残していった煙がたっぷりと残っています。

写真5はキハ58形の急行列車、1969/9/19呉線坂〜小屋浦。

トンネルを抜けると広い瀬戸内海を望む海岸沿いの線路が開けます。