古い車輌の写真

急行用ディーゼルカー 4 キハ58系

キハ58 65

RJ158 Web#=569 掲載2011/2/11

写真1はキハ58形キハ58 14、1979/10/8国鉄東海道本線大阪駅。

キハ58系は蒸気機関車牽引列車を置換えて速度向上と居住性改善を目指して1960年代に大量に製造されました。ほぼ日本全国でディーゼルカーによる準急や急行列車に運用され、晩年は普通列車にもつかわれていました。

キハ28 2077

写真2はキハ28 2077、1979/10/8国鉄東海道本線大阪駅。

キハ28形の一部に3両分の冷房電源を供給出来る冷房用発電装置を改造で搭載してキハ28 2000番台となったものがありました。

キハ28 199

写真3はキハ28 199、1975/8/24国鉄東海道本線京都駅。

キハ58系は国鉄に5000輌以上在籍していたディーゼルカーの内の1/3近くを占めておりました。出力の面では当時の国鉄には古い設計の非力なDMH17型エンジンしか選択肢が無く、キハ58系の前に作られていたキハ55系と同じでした。

キロ28 152

写真4はキロ28 152、1969/8/25国鉄東海道本線京都駅。

キハ58やキハ28は冷房無しで就役した車も多かったのですが、キロ28は当初から全てが冷房付きでした。

キハ65 507

写真5はキハ65 507、1972/5/25国鉄篠ノ井線松本駅。

中央線のような急勾配が長く続く区間ではエンジンを2台搭載したキハ58形が急行列車に使われてきました。キハ58には冷房用電源装置を搭載するスペースがありませんでした。そこでキハ58の列車に連結して強力な500HPのエンジン1台と3両分の冷房用電力を供給するキハ65が104輌作られました。

写真のキハ65 507は1968年に富士重工業で製造され、1991年に快速列車で110Km/hで運用するために改造されてキハ65 5003となりました。廃車は2001年です。