古い車輌の写真

福井鉄道南越線 1

福井鉄道南越線

RP010 Web#=62 掲載2008/2/6

今日は私の好きな分野である地方私鉄、福井鉄道南越線を取り上げましょう。典型的な地方の鉄道で廃線の噂が囁かれていましたが、まだ国鉄と連絡して貨物営業もやっていました。訪問したのは1973/6/3と廃止(1981/4/1)の4年前1977/3/21とでした。残念ながら社武生駅で撮影しただけで乗車していなかったのは心残りです。

写真1は起点で国鉄との接続駅である社武生駅の全景です。あまり使われていない側線(機回り線)に大きな雪の塊が残されています。電車の右手のウエザリングされた工場は、鉄道とは無関係ですがレイアウトに置いておきたい建物ですね。左の建物は南越線社武生駅の本屋です。駅前広場と舗装されていないプラットホームを隔てる古枕木の垣根がオシャレですね。ホームの外れに貨物列車用の小型電気機関車が見えます。

寒い寒い  春は名のみぞ・・・♪ 早春賦 ♪のメロディーが浮かんできます。
(♪曲名♪をクリックしてください、演奏が始まります。Windows Media Playerの画面を最小化すればこの文を読み続けることができます。)

モハ130型 モハ132

写真2は南越線で活躍していた2両のモハ130型電車のうちモハ132です。福武線のモハ200型を参考に西武生の工場でホームメイドされたもので、シンプルで好感の持てるデザインと思いますが、・・・すごく短い。ブリル27MCBの台車や機器類は古い木造電車から流用されたものでしょうか?奥に僚車のモハ131、その左にクハ111の廃車体が見えます、


クハ111

写真3は1973/6/3撮影のクハ111です。この電車は名古屋鉄道ク2315を1969年に譲り受けたものでしたが、入線してからあまり活躍することも無く早期に廃車となっています。この閑散線区には少し大きすぎたのかも知れません。

写真4は1977/3/21撮影のクハ111です。この時点では台車を失い達磨さんと化していました。

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