古い車輌の写真

水間鉄道 5 501、581と貨車

507

RP384 Web#=604 掲載2011/5/20

写真1はモハ501形507、1977/11/20水間鉄道貝塚駅。

南海電鉄モハ1201形を譲り受けたもので、片運転台の一段窓でした。

510

写真2はモハ501形510、1977/11/20水間鉄道水間観音駅。

1942年に製造された南海電鉄モハ1201形モハ1240を譲り受けたもので、片運転台の一段窓でした。1984年に電装を解除してクハ551形クハ553となりました。

582

写真3はサハ581形582、1977/11/20水間鉄道貝塚駅。

南海電鉄からサハ1901形を譲り受けたもので、3輌固定編成の中間車として使われていました。
1990年東急から10輌の7000系が導入され、モハ501系は廃車となりました。最後まで活躍したモハ501系は7輌で、モハ501、503、507、509とクハ552は野上電鉄に譲渡されました。しかし譲渡先の野上電鉄では橋梁の強度が不足していて、全く使われないままに解体されました。クハ551は水間車庫で解体、クハ553は水間車庫で保存されています。

フト1

写真4はフト1形フト1、1970/11/3水間鉄道水間車庫。

南海電鉄より購入した無蓋車で、全長6.3m、自重4.9t、1906年製造。撮影をした頃には、写真で見られるように物置状態で車籍も失われていたと思われます。

ワブ1

写真5と6はワブ1形ワブ1、1970/11/3水間鉄道水間車庫。

南海電鉄より購入した有蓋車で、全長6.3m、自重5.8t、1905年製造。南海鉄道時代はワ56でした。これも稼働できる状態ではありませんでした。

水間鉄道は営業距離が5.5Kmと短く社線内貨物も期待できません。南海電鉄を経由しないと国鉄の線路につながっていませんでした。そのため貨物営業は不振だったと思われます。

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