古い車輌の写真

野上電鉄 5 101、102、104

101

RP389 Web#=609 掲載2011/5/25

写真1はクハ100形クハ101、1971/10/24野上電鉄日方車庫。

1920年、1921年、1923年に阪神電鉄は木造の301系(301形、311形、321形、331形、1形からの更新車291形)を合計80輌製造しました。その後に地下線ができたことで積極的に鋼体化が進められました。
1934年に311形10輌が鋼体化され1111形となりました。

写真2はクハ100形クハ101、1971/11/20野上電鉄日方車庫。

1962年に全車が廃車となり1118が野上電鉄に譲渡されました。野上電鉄では電装解除となりクハ101として就役しました。
1971年に撮影されたクハ101は塗装が変わっただけで、幕板部分にあった採光窓はそのまま残されていました。

102

写真3はクハ100形クハ102、1971/10/24野上電鉄日方車庫。

1934年〜1935年に阪神電鉄は321形全車と331形の一部を種車に鋼体化改造を行い1121形1121〜1140としました。
1960年に廃車となった1128は野上電鉄に譲渡され、電装解除の上クハ102として就役しました。

写真4はクハ100形クハ102、1971/11/20野上電鉄日方車庫。

阪神電鉄時代には商都大阪とお洒落な街神戸を結ぶインターバンの主役として、全電動車6輌編成で6基のパンタグラフを振りかざして急行電車に使われていた小型車達ですが、この野上の里でのんびり働く姿もいいものです。

104

写真5はクハ100形クハ104、1971/10/24野上電鉄日方車庫。

1962年に廃車となった1122は野上電鉄に譲渡され、電装解除の上クハ104として就役しました。

野上電鉄に末期には104のみが使用されており、101と102は登山口駅の引上線に廃車状態で留置されていました。

写真6はクハ100形クハ104、1971/11/20野上電鉄日方車庫。

1971年に撮影されたクハ104は塗装が変わり、幕板部分にあった採光窓が埋められていました。

   前のページ 次のページ