古い車輌の写真

北陸鉄道石川総線 4 モハ3750、モハ3760、モハ3770

モハ3751

RP406 Web#=626 掲載2011/7/11

写真1はモハ3750形3751、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1951年北陸鉄道は加南線初のクロスシート車として広瀬車輛でモハ5000形モハ5001と5002の2両を新造。
1964年にロングシートに改造の上、石川総線へ転属。
1965年にモハ5001は電装品を交換しモハ3750形モハ3751と改番。
1968年に正面貫通路新設および窓のHゴム固定化が実施。
1984年に自社工場で車体更新が行われノーシル・ノーヘッダーとなりました。
2006年7700系入線時に代替廃車となり、加賀市内の「大聖寺流し舟」八間道乗り場で静態保存。

モハ3761

写真2はモハ3760形3761、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1951年に北陸鉄道は石川総線用として広瀬車輛でモハ5100形モハ5101〜5103の3両を新造しました。車体は加南線初のクロスシート車モハ5000形と共通設計でしたがロングシートでした。
1969年に貫通扉が取付けと運転台窓のHゴム化。
1971年に電装品が交換されモハ5102はモハ3760形モハ3761。
1985年に車体更新工事が行われ、モハ3750形と同様にノーシル・ノーヘッダーの平滑な車体となりました。
1996年から休車。
2006年に7700系の入線に伴い代替廃車。モハ3761は石川県能美市の能美市立博物館敷地内「のみでん広場」で静態保存。

モハ3772

写真3はモハ3770形3772、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1928年愛知電気鉄道が日本車輌製造で特急列車用として両運転台のデハ3300形を6輌、片運転台のデハ3600形を4輌、翌年に片運転台の制御車サハ2040形を5輌製造。
1935年愛知電気鉄道は名岐鉄道と合併して名古屋鉄道となり、デハ3300形は初代モ3300形に改番。

モハ3773

写真4はモハ3770形3773、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1966年から1967年にかけてモ3300形3輌が北陸鉄道に譲渡、モ3304がモハ3771、モ3303がモハ3772、モ3301がモハ3773となりました。
1970年にモハ3771が事故廃車。
1990年に東急7000系の入線に伴い、残っていたモハ3772とモハ3773は代替廃車となりました。