古い車輌の写真

北陸鉄道石川総線 5 クハ1720

クハ1721

RP407 Web#=627 掲載2011/7/12

写真1と2はクハ1720形クハ1721、1977/3/21北陸鉄道石川総線新西金沢駅。

1928年愛知電気鉄道が日本車輌製造で特急列車用として両運転台のデハ3300形を6輌、片運転台のデハ3600形を4輌、翌年に片運転台の制御車サハ2040形を5輌製造。
1935年愛知電気鉄道は名岐鉄道と合併して名古屋鉄道となり、サハ2040形はク2040形に改番。
1947年にク2040形は電装化されモ3600形に改番。
1950年にク2040形から電装改番となったモ3600形をモ3610形に改番。
1952年にモ3600形とモ3610形をモ3350形に改番。
1965年にモ3300形3両とモ3350形2両が電装解除、制御車のク2340形に改番。

1966年から1967年にかけてク2340形3輌が北陸鉄道に譲渡、ク2344がクハ1720形クハ1721となりました。
1976年頃に側窓の上段および戸袋窓の窓固定支持のHゴム化。
1980年能美線廃止に伴いクハ1721は余剰休車。
1984年クハ1724が脱線事故を起こし台枠が変形して休車となったため、休車状態となっていたクハ1721が整備の上復活しました。その時には外板の張替が実施され、ノーリベットでウィンドウシルとヘッダーが平板化されました。
1990年東急7000系の入線に伴い代替廃車となりました。

クハ1722

写真3はクハ1720形クハ1722、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1967年名古屋鉄道モ3350形モ3353の譲渡を受けクハ1722。
1976年頃に側窓の上段および戸袋窓の窓固定支持のHゴム化。
1987年金名線廃止に伴って余剰車となったクハ1722が廃車。

クハ1724

写真4はクハ1720形クハ1724、1977/3/21北陸鉄道石川総線鶴来車庫。

1967年名古屋鉄道ク2340形ク2342の譲渡を受けクハ1724。
1976年頃に側窓の上段および戸袋窓の窓固定支持のHゴム化。
1990年東急7000系の入線に伴い代替廃車。

豊橋鉄道渥美線 モ1800形1801

写真5はモ1800形1801、1984/1/21豊橋鉄道渥美線高師駅にて。

北陸鉄道石川総線クハ1720形と同じような経歴の電車が、豊橋鉄道渥美線で活躍していました。出自は愛知電機鉄道サハ2040形2043で名鉄での最終番号はモ3758でした。1967年豊橋鉄道に譲渡されモ1800型1801となりました。下回りは国鉄のクモハ14形の廃車発生品と取り替えられ、1981〜1982年に3扉化、前面非貫通化改造を受けました。1997年に渥美線の昇圧に伴い廃車。

豊橋鉄道渥美線 ク1850形1852

出自は愛知電機鉄道サハ2040形2043で、名鉄での最終の番号はク2340形2345。1967年豊橋鉄道に譲渡され、1981〜1982年に3扉化、前面非貫通化改造を受けました。1997年に渥美線の昇圧に伴い廃車。
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