古い車輌の写真

広島電鉄市内線 3 600、650、700、750

601

RP415 Web#=6635 掲載2011/7/23

写真1は初代600形601、1971/5/1市内線広島駅。

1942年広島電鉄は加藤車両で高床式3扉車、初代600形601〜603の3輌を新造しました。
1945年原爆が投下された時、601は電車宮島駅に停泊中で被害を免れていますが、602は江波付近で、603は千田町車庫(現在の千田車庫)で被災大破しています。
1972年に3輌そろって廃車となりました。

652

写真2は650形652、1971/5/1市内線広島駅。

1942年に広島電鉄が木南車輌製造で半鋼製のボギー車650形651〜655の5輌を製造しました。
1945年原子爆弾が投下された時は全車が被爆。この652は宇品付近で被爆小破しましたが、原爆投下直後の広島市内を走り、広島市民を大いに勇気付けたと言われています。
1953年に低床化改造。
1975年にワンマン化。
1986年に冷房化、現在も現役の被爆電車です。

701

写真3は700形701、1971/5/1市内線広島駅。

1938年に京王電気軌道から木造の23形10両を購入、500形500〜509(後に500は510に改番)として就役。
1945年原子爆弾が投下された時は宮島駅などにいたため被災から免れています。
1948〜1950年に主要機器を流用し、日立製作所笠戸工場で車体を新造して700形701〜710として就役。
1972年に写真の701(元501)はワンマン改造を施されることなく廃車。

705

写真4は700形705、1971/5/1市内線広島駅。

1975年写真の705(元508)はワンマン化改造。
1979年廃車。

709

写真5は700形709、1971/5/1市内線広島駅。

1975年写真の709(元505)は702に改番、ワンマン化改造。
1979年事故により廃車。

751

写真6は750形751、1972/5/1市内線広島駅。

1965年に広島電鉄は四輪単車を淘汰するために大阪市電からボギー車1601形10輌(広島電鉄では751〜760)、1651形4輌(広島電鉄では761〜764)、1801形8輌(広島電鉄では765〜772)を譲り受けました。
写真6の751は元大阪市電1601形1913で1982年に廃車。
路面電車
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