古い車輌の写真

広島電鉄市内線 5 800、900、1150

802

RP417 Web#=637 掲載2011/7/25

写真1は800形802、1971/5/1市内線広島駅。

1951年広島電鉄はナニワ工機で800形801〜810の10両を新造。
1976年写真1の802はワンマンカーに改造されることなく廃車。

808

写真2は800形808、1971/5/1市内線広島駅。

1972年写真2の808はワンマンカーに改造されることなく廃車。800形が早く廃車になったのは、扉の位置が前後端でワンマン化改造が困難だったためです。

810

写真3は800形810、1972/5/1宮島線荒手車庫。

1972年写真3の810はワンマンカーに改造されることなく廃車。写真3は荒手車庫で3/31に廃車となった後に解体を待っている状態です。

906

写真4は900形906、1971/5/1市内線広島駅。

1922〜1924年大阪市交通局は木造大型ボギー車1081形1081〜1170の170輌を新造。
1941年改番で1001形1001〜1170。
1949年戦災廃車の欠番を埋める形で1001〜1097に改番。
1955〜1958年に主要機器を流用して大阪車両工業で2601形2601 - 2714の計114両を新造。和製PCCカー3001形と同じ車体で建造費は1/2程度でした。
後日2626〜2639の14輌はワンマン化改造。

914

写真5は900形914、1971/5/1市内線広島駅。

写真4の906は元大阪市電2627で1957年製。
1969年広島電鉄市内線900形906としてワンマン設備を取り除いて竣工。
1973年ワンマン化、1989年冷房化、現役車です。
写真5の914は元大阪市電2639で1957年製。
1969年広島電鉄市内線900形914としてワンマン設備を取り除いて竣工。
1973年ワンマン化、1986年冷房化、こちらも現役車。

1153

写真6は1150形1153、1972/5/1市内線広島駅。

1955〜1956年神戸市交通局がPCCカーとして1150形1151〜1158の8輌を新造。しかし不慣れな間接制御、電気ブレーキ、カルダンドライブの初期故障による低い稼働率に悩まされていました。
1964年直接制御にスペックダウン、台車も大阪市電の中古品に吊掛式駆動となってしまいました。
1968年1155以外の7輌をワンマン化改造。 
1971年神戸市電廃止に伴い、ワンマンカー7輌が広島電鉄へ譲渡。写真6の1153は元神戸市電の1153で、広島電鉄1150形1153として竣工。
1983年冷房化。
2001年廃車。
 
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