古い車輌の写真

C62-4 C62 38

C62 38

RJ168 Web#=643 掲載2011/8/9

写真1はC62形C62 38、1966/8/2国鉄東北本線。

1948年C62 38は汽車製造1945年製D52 374のボイラーを流用して、同じ汽車製造で竣工しました。
1956年に大宮工場で製造した新しいボイラーに交換されています。
1967年平機関区で廃車。

C62形はC59形に代わる特別甲線(軸重16トン)での特急列車などの牽引専用として改造されました。従台車の支点の位置を変更し、先台車の板バネ枚数を増やすことで16枚から17枚に増やすことで動軸の軸重を甲線で運用可能な14.9t減らすことができました。C62には重軸重で竣工したものと、軽軸重で竣工したもの、重軸重を軽軸重に改造したものがありました。

このC62 38は当初から軽軸重で製造されました。

この写真を撮ったのは関西学院大学鉄道研究会の夏季合宿で東北地方へ出かけた時のものです。夜行の急行列車「十和田」で仙台運転所、盛岡機関区、青森機関区などを目指して暑い上野駅から出発。写真1〜3は翌早朝、途中で退避のために停車したときに撮影。真夏だというのに、その涼しさに驚いたものです。

仙台駅で乗ってきた十和田から切り離されたC62 38。

巨大な給炭施設の下で石炭を積み込もうとしているC62 38。

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