古い車輌の写真

国鉄旅客列車用直流F級EL 1

EF52 7 

RJ170 Web#=646 掲載2011/8/11 修正1 2011/8/25

写真1はEF52形EF52 7、1969/9/19国鉄関西線竜華機関区。

EF52形はアメリカから輸入されたEF51形の成績がよかったので、それを参考にして初めて国産で作られた大型電気機関車です。1927〜1931年に合計9輌が日立製作所、芝浦電気・汽車製造、三菱電機、川崎造船所(川崎車輛)で作られました。長さが20.8m、重量が108tもありましたが出力は1350Kwでした。

EF521が大阪市の交通科学博物館に静態保存され、2004年(平成16年)に鉄道記念物に指定されました。1966/3/21国鉄東海道本線大阪駅。

EF53 1

写真2はEF53形EF53 1、国鉄東海道本線。

EF53形はEF52形を基礎として高速性能や信頼性の向上が図られ、当時の標準型として日立製作所、芝浦電気、汽車製造、三菱電機、川崎造船所(川崎車両)で19輌製造されました。長さが19.9m、重量が98.9tと少しコンパクトになりましたが出力は1350Kwでした。

写真のEF53 1は後にEF59 10に改造され、山陽本線瀬野〜八本松間の補助機関車として長く活躍しました。

EF53 17

写真3はEF53形EF53 17、国鉄東海道本線東京駅。

写真のEF5317は後にEF59 16に改造され、山陽本線瀬野〜八本松間の補助機関車として長く活躍しました。

ED56 1

写真5はEF56形EF56 1、国鉄東北本線久喜駅。

EF53形にSG(暖房用蒸気発生装置)を搭載したのがEF56形です。1937年と1940年に川崎造船所(川崎重工業)、川崎車両、三菱電機、日立製作所で12両が製造されました。1940年に製造されたEF56形8〜12は、1〜7の丸い車体とは異なり角ばった車体でした。

SGを搭載したために長さが19.9m、重量が110.8tもありましたが出力は1350Kwのままでした。

ED57 1

写真5はEF57形EF57 1、国鉄東北本線久喜駅。

EF57の1号機は直前に製造されていたEF56形と同じ箱形の車体を持っていました。パンタグラフの位置もEF56形と同じように車体中央に寄せられていました。

EF57形は1940〜1943年に15両が日立製作所、川崎重工業、川崎車輛で製造されました。EF57形はSG搭載しており長さが19.9m、重量が110.8t、出力は少し増強されて1650Kwでした。