EF61 16
RJ172 Web#=646 掲載2011/8/28写真1はEF61形EF61 16、1964/11/7国鉄東海道本線甲子園口駅付近。 EF61形は1961年からEF58形の後継機として18輌製造された旅客列車用電気機関車です。1960年から製造されていたEF60形のギア比を高速化し、蒸気暖房缶SGを搭載したものです。EF58と比べてコンパクトになり出力も強化されました。 EF58 軸配置2-C-C-2、長さ19.9m、重量115t、出力1900KW EF61 軸配置B-B、 長さ17.6m、重量 96t、出力2340KW
EF61 18
写真2はEF61形EF61 18、国鉄東海道本線大阪駅。 EF61形は当初客車と同じぶどう色2号で登場しましたが、後(1965年から)に車体が青15号、前面中央部がクリーム色1号の直流電気機関車標準色に変更されました。ヘッドライトがシールドビーム2灯化(所謂豚の鼻)されたのは残念です。瀬野〜八本松間の補機用として一部がEF61形200番台に改造されました。残った基本番台は1985年までに廃車、200番台も1991年までに廃車となり保存機は残されていません。
EF65 525
写真3はEF65形EF65 525、1966/5/28国鉄東海道本線吹田第2機関区。 EF65形500番台(F形)は高速貨物列車牽引用として、1965〜1966年に17両 (513〜526、532〜534) が製造されました。この写真は就役して間もなくで、妻面のクリーム色がとてもきれいでした。 高速貨物列車を牽引したのはEF66形が登場するまでのごく短期間でした。F形は2008年までにすべてが廃車となりました。
EF65 1120
写真4と5はEF65形EF65 1120、国鉄東海道本線鷹取駅ヤード。 EF65形1000番台(PF形)は旅客列車にも貨物列車にも使用できる汎用機として、1969年〜1979年の間に139両 (1001 - 1139) も製造されました。 貨物列車の削減、寝台列車の廃止、EF210形の登場などの逆風も有りますが、10年程度の延命を目標とした更新工事が行われるものもあり、しばらくはEF65PFの活躍が続く者と思われます。
写真4と5のEF65 1120は川崎車両で竣工した直後で、試運転で鷹取駅ヤードをゆっくりと通過していくところです。
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