古い車輌の写真

南海電鉄 阪堺線 10 廃車体

電車?

RP449 Web#=683 掲載2012/1/13

写真1と2は1966/6/22、南海電鉄阪堺線我孫子道車庫。

どうも廃車体ではないかというプロポーションの建物?です。元は電車なのか客車なのか不明、全体が真っ黄色のペンキで塗装された波板で覆われていました。手前デッキ?には消火器と赤い箱に入れられた消火用砂が積み上げられていました。赤く錆びたドラム缶やオイルジョッキも添景になっています。

写真で見られる通り危険物倉庫として使われていました。壁の表示には石油類と表示されていますが、中身は塗料などではないでしょうか。こちら側デッキの前にハンドポンプが差し込まれた現役のドラム缶が置かれていました。

オープンデッキの客車

写真3は1966/6/22、南海電鉄阪堺線我孫子道車庫。

車庫で女子更衣室として使われていたオープンデッキの2軸客車の廃車体。デッキ部分には赤く塗装された箱に入った消火用砂が3箱と赤いバケツが積み上げられていました。手前のコンクリート槽は消火用水でしょうか。1本だけ外れた羽目板、斜めにぶら下がっている日除けなどが風情を醸し出していました。

写真4と5は1971/9/1、南海電鉄阪堺線我孫子道車庫。

写真3の5年後の写真です。あまり変化は有りませんが、消火用砂の位置が変わり消火用バケツが無くなっていました。レイアウトのディテールとして赤い消火用品は格好のアクセントになりますでしょう。

こちら側には装飾のついたデッキ手摺が残されていました、また妻面には「女子更衣室」の表示があり、パートタイマーのおばさん達の詰め所でしょうか。あまり綺麗でない白いカーテンが全ての窓に掛けられていました。

用途が用途だけに写真を撮るのも遠慮勝ち、室内には番号などの標記も残っていたと思いますがアクセスしませんでした。

有蓋車

写真6は1966/6/22、南海電鉄阪堺線我孫子道車庫。

この背の低い有蓋車の表記も読み取れませんでした。置かれてから永い年月が経過したのでしょうか、少々中央部分が垂下しています。背景の古い建物と一緒にレアウト・セクションで再現したいものです。

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