古い車輌の写真

東武鉄道の古典貨車 2

トム1701型 トム1730

RP017 Web#=71 掲載2008/2/14

東武鉄道は沿線の川から砂利を採取して東京都心の工事現場に運ぶという事業を行っていました。ピーコックやネルソンが古い無蓋車数輌とトフを牽いて河原の中に作られた側線にゆっくりと入っていく光景は、失われた素晴らしい光景の一つではないでしょうか?

写真1はそのような用途に使われていたであろうトム1701型トム1730ですが、古いトムの証拠として妻面が鋼製であるのに注目してください。

トム801型 トム863

写真2はトム801型トム863です。側面が背が高く改造されてように見えるのですが、どうなんでしょうか? 中央の開き戸はもともと付いていたようにも見えます。国鉄のトムも古い形のものは、このような開き扉をを持っていました。

ト221型 ト234

写真3はト221型ト234、トなので狭い側面にたくさんの標記が賑やかに記されています。妻面の上が山型になっていますが、明治時代の古いトでもこのような山型とフラットなものとが混在していました。

ト441型 ト454

写真4はト441型ト454、古いトにしか見られない妻面がフラットなタイプです。

ト771型 ト773

写真4はト771型ト773です。賑やかな側面の標記の中で+はブレーキシリンダーを搭載していないことを表しています。

トフ951型 トフ952

写真5は車掌室だけが近代的な溶接構造のトフ951型トフ952です。車番の下に二重線が引かれていないのは東武鉄道の社線内だけで使用し、国鉄線には出て行かない運用に従事していた証拠です。

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