古い車輌の写真

長崎電気軌道 2 170

173

RP459 Web#=693 掲載2012/2/10

写真1と2は170形173、1972/8/3長崎電気軌道浦上車庫。

1914〜1921年に九州電気軌道は1形の増備車として木造高床ボギー車35形35〜65の31輌を製造。側面の窓が2枚で一組になっているのが特徴です。
1934年に10輌が半鋼製車体に改造され200形となり、残った24輌を10〜34に改番。

戦争中に33が貨物電車に改造されましたが、1948年に旅客用に戻されました。

176

写真3〜6は170形176、1972/8/3長崎電気軌道浦上車庫。

1950〜1954年に北九州線から福岡市内線に転属、この際にオープンデッキから折戸へ、折りたたみ式ステップの装備などの改造が行われました。101形101〜156へ改番が転属順に行われ、元1形と元35形の順序が入り混じってしまいました。
1955年頃にパンタグラフを装備

1965年から1970年にかけて廃車となり、長崎電気軌道へ7輌が譲渡され170形171〜177となりました。長崎ではビューゲルを載せていました。
1970〜1978年に廃車。

長崎電気軌道の160形と170形は普通の営業車として日本で最後の木造路面電車では無いでしょうか。

明り採りの窓があるダブルルーフと側板の縦羽目がチャームポイントです。

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