202
RP460 Web#=694 掲載2012/2/12写真1は202形202、1972/8/3長崎電気軌道浦上車庫。 1950年に長崎電気軌道最初のボギー車として202形202、204、206、208、210の5輌が日本車両で製造されました。同時に日立製作所で201形奇数車が同じ仕様と輌数で製造されました。日本車両製は頭文字の「ニ」に通じるので202形とされました。 全長11.0m、自重15.8t、出力38kwX2=76Kw、定員76名。
204

写真2は202形204、1972/8/3長崎電気軌道浦上車庫。 202形は201形と比べて車体にウインドシルとヘッダーが有るのが特徴です。 就役当初は集電装置がトロリーポールでしたが後にビューゲルに交換されています。 写真1と2の202、204は屋根上にヘッドライトがありますが、すぐにワンマン化改造を受けて写真3と4の206、208と同じようにヘッドライトが前面窓下に移されています。
206

写真3は202形206、1972/8/3長崎電気軌道長崎駅前停留所。 1969年から201形と202形は順次ワンマン化改造を受けました。前面窓上段の両端上部を斜めに切取と二段窓化、方向幕を前面上部中央に、ヘッドライトを前面窓下に移設、集電装置がZ型パンタグラフに変更されました。
208

写真4は202形208、1972/8/3長崎電気軌道蛍茶屋停留所。 ワンマン化に伴う改造で正面の印象は別の電車かと思うほどの変化を遂げました。その後冷房装置の搭載を受け、製造以来60年以上が経過しましたが1輌も欠けることなく、2012年現在も第一線で活躍中です。
路面電車
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