古い車輌の写真

長崎電気軌道 7 600、700

601

RP464 Web#=698 掲載2012/2/18

写真1と2は600形601、1972/8/3長崎電気軌道浦上車庫。

1953年に熊本市電は170形171と172の2輌を新木南車輌で製造しました。
半鋼製車体で全長11.0m、自重14.0t、出力38kwX2=76Kwの吊掛式、定員70名、台車はKS-40J。
1969年長崎電気軌道へ譲渡され171はワンマン化改造を受け600形601へ改番されました。

1985年に70周年記念事業として熊本市電時代の色に塗り替えられました。
1987年に602は廃車となりました。
この601は冷房化が行われていないので、イベントなどで運行されています。

701

写真3は700形701、1972/8/3長崎電気軌道長崎駅前停留所。

1951年から1955年にかけて東京都電杉並線(元西武軌道線のため、1067oゲージ)用として2001〜2024の24輌が製造されました。
1963年杉並線の廃止に伴い1372oゲージに改軌され、都電の各線区へ転用されました。
1969年に長崎電気軌道に譲渡され700形701〜706となりました。譲渡に際して九州車輛で第社の改軌、ワンマン化工事が施工されました。譲渡を受けたのは1955年に新造された2018〜2024の最終グループです。
1985年に701は長崎電気軌道開業70周年記念として都電時代の塗装に復元。この701は冷房化が行われていないのでイベントなどで運行されています。

706

写真4は700形706、1972/8/3長崎電気軌道長崎駅前停留所。

700形は都電杉並線(軌間1,067mm)、都電本線(軌間1,372mm)、長崎電気軌道(軌間1,435mm)と3種類のゲージを走りました。

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