RP471 Web#=705 掲載2012/2/27写真1はED5102と電車が待機する須坂の車庫です。まだこの頃は地方の私鉄でも貨物営業が行われており、いろいろな貨車を連ねて最後尾に緩急車(通常ワフ)を連結した短い貨物列車を見ることができました。駅には貨物ホームや貨物上屋、機廻り線がもうけられ、荷役待ちの扉を開いた有蓋貨車があくびをしていました。
ED5102
写真2と3はED5100形ED5102、1976/6/5長野電鉄須坂車庫。 1957年に北海道の定山渓鐡道(現在の株式会社じょうてつ)がダム建設資材運搬用としてED500形ED501とED502の2輌を三菱電機で新造しました。 全長13.8m、自重50.0t、出力200kwX4=800kwのEF58によく似た前頭部を持つ箱形電気機関車でした。
1969年定山渓鐡道の廃止に伴い長野電鉄へ譲渡され、ED5100形ED5101とED5102になって就役し貨物列車の牽引に活躍しました。 1979年長野電鉄が貨物営業を取りやめたために越後交通長岡線に譲渡され、同じ番号のまま貨物列車の牽引用として運用されていました。晩年のED5102は不調で休車状態になっていました。 1995年越後交通長岡線の廃止と共に廃車となりました。
ワフ12
写真4はワフ11形ワフ12、1976/6/5長野電鉄須坂車庫。 1920年佐久鉄道が日本車両本店で製造。 1922年佐久鉄道から長野電鉄に譲渡、ワフ11形ワフ11と12になる。
スム112
スム101形 写真4はスム101形スム112、1976/6/5長野電鉄須坂車庫。 1935年に5輌と1937年に10輌、長野電鉄が汽車会社東京支店(現川崎車両)で製造した鉄道側貨車。スム101形スム101〜115となりました。国鉄スム1形とほぼ同形でしたが、国鉄の長軸に対してこのスム101形は短軸でした。
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