古い車輌の写真

保線 6 モーターカー

新幹線のモーターカー

RM023 Web#=723 掲載2012/3/27

写真1は新幹線モデル線区のモーターカー、1963/4/1鴨宮車輛基地。

車体側面には「NO-207」の表記があります。

このような車籍の無いモーターカーはファンのサイトにも掲載されず、鉄道趣味誌に取り上げられることもなく、鉄道会社の正史で語られることもありません。また鉄道模型の世界でも滅多に模型を製作する奇特な方は見られません。

写真2は新幹線モデル線区のモーターカー、1963/4/1鴨宮車輛基地。

車体側面にはO7または07の表記があります。荷台に乗せてあるコンクリート枕木5本は粘着重量を稼ぐためのウエイトでしょうか。

写真3は新幹線モデル線区の架線修理用モーターカー、1963/4/1鴨宮車輛基地。

手前のモーターカーは東京幹線工事局小田原電力工事区No.4、奥の方は横浜電力工事区No.3の表記が見られます。奥の方には架線工事用の櫓が載せられていますが、手前の方は櫓を降ろして手前に置いてあるのではないかと思われます。

静岡鉄道駿遠線のモーターカー

写真4は保線用のモーターカー、1967/8/23静岡鉄道駿遠線相良車庫にて。

相良車庫の片隅に保線の車庫と詰所があり、小さな軽便鉄道用のSpeeder(モーターカー)が停められていました。写真を撮った時に確認しておいたら良かったのですが、これも自社工場で本線車輛整備の合間に手作りされたものじゃないでしょうか。軽便鉄道のモーターカーですが、本線用の軽便ディーゼル機関車も小さかったので、随分モーターカーが立派に見えました。私にはEF58のイメージが感じられましたが、いかが?

豊橋鉄道のモーターカー

写真5は保線用のモーターカー、1984/1/21豊橋鉄道高師車庫にて。

車庫の裏手で見つけた保線用のモーターカーです。最近のモーターカーは設計が標準化されていて、どこのも同じ顔つきですがこれは背が高くて(仮台車のせいか?)少しおっかない顔つきの珍しいものでした。残念ながら古い車体が仮台車に載せられていて、車籍が有れば廃車なのでしょう。