古い車輌の写真

阪急電鉄嵐山線 3

デイ100形 127

RF021 Web#=75 掲載2008/2/19 修正1 2008/9/3

阪急嵐山線では200型や210型のような小型車とともに京都線や千里山線で使われていた古い電車も起用されていました。

写真1は往年の名車、元新京阪のデイ100型127です。狭い窓がずらっと並ぶ重厚な大型車です。でもこのようなローカル線に50トン近くもある重量級大型高速電車が入線するとは驚きです。桂駅にて1969/11/13撮影。

フイ1500形 1521

写真2はデイの相棒であるフイ1500型1521です。この頃はあの勇ましい大型貫通幌が取り除かれ原型に近くなっていました。

700形 705

写真4は700形705、1970/5/30桂駅にて撮影。1948年にナニワ工機で新造された700系は運輸省規格型の車体を持った電車で、宝塚線で使われた550型と同系の幕板が広いデザインでした。重い自重と低い出力のモーターを持ちながら700型と750形でMT編成を組んでいたために本線の高速運用には使われず、終生千里山線や嵐山線のローカル運用に就いていました。

700形 710

写真3は700型710、1970/5/30桂駅にて撮影。700系のクハであった750形は千里山線の乗客増加に対処するために電装され、クハであった1300形をサハ化して中間車に組み込み3輌固定編成を組むようになりました。750形750〜759は、その際に706〜710と改番されました。

阪急京都線では各形式の最初は1号車で、ゼロ号車は有りませんでした。710系のトップナンバーは711でしたので、改造で生じた700形の最終番号710とは重複しなくて済みました。

       前のページ 次のページ