古い車輌の写真

近鉄大阪線 1 1000、1200、1300

RP497 Web#=742 掲載2012/6/8

近畿日本鉄道はたくさんの私鉄が合併を重ねて、現在のネットワークを形成しました。大阪線と名古屋線についても長くて複雑な歴史があります。
1914年大阪電気軌道が上本町駅(現在の大阪上本町駅)〜深江駅(現在の布施駅)間を600V電化で開業。
1930年参宮急行電鉄が開業。
1941年大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併して関西急行鉄道。
1944年関西急行鉄道と南海鉄道との合併により社名を近畿日本鉄道。
1947年旧南海鉄道の路線を南海電気鉄道へ譲渡。
1956年上本町駅〜布施駅間複々線化完成、奈良線と分離。新設の大阪線用の複線は1500V電化。
1959年狭軌だった名古屋線が伊勢湾台風の被害を標準軌で復旧、大阪から名古屋までの直通列車が設けられるようになりました。
名古屋線周辺は伊勢鉄道(後に伊勢電気鉄道)、養老電気鉄道、三重鉄道、四日市鉄道、三重交通とたくさんの私鉄が関係していました。詳しい歴史は鉄道ピクトリアル等の文献を参照してください。

1003

写真1はモ1000形1003、1971/9/8近鉄名古屋線明星検車区。

1929年から大阪電気軌道(大軌)は車体長19mの半鋼製電車デボ1000形8輌を製造しました。当時上本町〜布施間は600V電化でしたので複電圧装置を装備。
1941年合併により関西急行鉄道となり、モ1000形。
1944年より近畿日本鉄道。
1973年までに廃車。

1203

写真2はモ1200形1203、1971/9/8近鉄名古屋線明星検車区。

1929年から大阪電気軌道(大軌)は車体長20mの半鋼製電車デボ1200形4輌を製造しました。
1941年合併により関西急行鉄道となりモ1200形。
1944年より近畿日本鉄道。
1973年までに廃車。

1301

写真3はモ1300形1301、1971/9/8近鉄名古屋線明星検車区。

1929年から大阪電気軌道(大軌)は車体長20mの半鋼製電車デボ1300形16輌を製造しました。
1941年合併により関西急行鉄道となりモ1300形。
1944年より近畿日本鉄道。
1973年までに廃車となりました。

1306

写真4はモ1300形1306、1971/9/8近鉄大阪線名張駅。

1315

写真5はモ1300形1315、1971/9/8近鉄名古屋線明星検車区。

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