古い車輌の写真

近鉄大阪線 2 1400、1500、2000

1401

RP498 Web#=743 掲載2012/6/10

写真1はモ1400形1401、1970/1/25近鉄大阪線名張駅。

1939年大阪電気軌道はデボ1400形1400〜1415の16輌を、同じ車体のクボ1500形1500〜1504の5輌と共に日本車輌製造本店で製造しました。
1944年の近畿日本鉄道の成立に伴いモ1400形とク1500型へ形式と番号が変更されました。

1409

写真2はモ1400形1409、1970/1/25近鉄大阪線名張検車区。

1961年から単行運用が減少したので、モ1401〜1410とク1500形全車が片運転台に改造。モ1401、モ1408とモ1410の3両については撤去された運転台妻面のヘッドライトを再利用して写真1に見られるように2灯化が行われました。その後のシールドビーム2灯化に際して復元されています。

1503

写真3はク1500形1503、1971/9/8近鉄名古屋線明星検車区。

1974年に廃車が始まりました。
1976年に残ったモ1400形9両とク1500形2両は電動貨車に改造、それぞれモワ10形モワ11〜19とクワ50形51と52に改番されました。
1983年にはモワ10形もクワ50形も廃車解体となりました。

2006

写真4はモ2000形2006、1971/9/8近鉄大阪線高安車庫。

1948年に近鉄は戦後初の大阪線新造車輛としてモ2000形を2000〜2009の10輌、ク1550形を1550〜1554の5輌を製造しました。資材がまだ潤沢でなかったためか、品質出来栄えはかなり酷いものだったようです。当時は窓ガラスが全部入っていて電球が点いていれば良しとされたのでしょう。

2008

写真5はモ2000形2008、1971/9/8近鉄大阪線高安車庫。

後にラッシュ対策として扉が両開きに改造されました。写真5の2008はまだその改造を受けていない時期の撮影です。
1973年にモ2000形とク1550形は多くが廃車となっています。

2009

写真5はモ2000形2009、1971/9/8近鉄大阪線名張検車区。

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