古い車輌の写真

近鉄大阪線 7 1590、2400、2500

1591

RP503 Web#=748 掲載2012/7/13

写真1はク1590形1591、1970/1/25近鉄大阪線名張検車区。

ク1590形は増結用として製造され、平坦線区間で(Mc+M+Tc)+Tcの4輌編成で運用されていました。

2405

写真2はモ2400形2405、1970/1/25近鉄大阪線名張検車区。

1966年に登場した大阪線初の1M方式の高性能車で、1480系をMc+Tcの2両編成に変更した系列です。2両編成が6本12両製造されました。

2505

写真3はク2500形2505、1970/1/25近鉄大阪線名張検車区。

ク2500形は上記のモ2400形とMc+Tc編成で運用されていました。

1970年代になると国鉄も大手私鉄も車体デザインの標準化に取り組みました。これは保守を担当する部門にとっては、とてもありがたいことだったのと同時に、経営陣にとっても補修用部品の在庫コストが削減できて経営安定化に大きく資するところが有ったのでしょう。

しかし車体の外観だけしか見ていない私のような鉄道ファンにとっては面白くないことでした。どの線区に行っても同じつるんとした車体、形式が異なっていても全く同じ車体、小さな2個のヘッドライト、おんなじ台車、西瓜のような色の一色塗(汚れが目立つ)・・・・・・どうもこの時期に私の心は大手私鉄から離れて行きました。

この時期の電車もほとんどが既に鬼籍に入ってしまいました。国税局が決めた電車の法定耐用年数は13年、更新修繕をして更に13年、大体人の一生の約半分なのでしょう。私を楽しませてくれた車輛のほとんどを40年ほどの間に見送ってしまい、残されている自分を顧みて何と進歩のない老人か…と反省デス。