古い車輌の写真

近鉄 貨物電車 1 2700

モト2700

RP511 Web#=756 掲載2011/7/27

写真1はモト2700形2701、1970/1/24近鉄大阪線高安工場。

1930年参宮急行電鉄は川崎車輛兵庫工場で無蓋貨物電車デト2100形2100〜2103の4輌を製造しました。全長17.1m、出力112kwX4、荷重20t、住友製鋼所製KS-33L鋳鋼組立イコライザー式台車。
1931年にデト2102がデワ2800形2800に改造。
1933年にデト2103がデワ2800形2801に改造。
1941年の参宮急行電鉄と大阪電気軌道が合併し関西急行鉄道となり、形式称号の整理が実施され、デト2100形2100と2101はモト2700形2700と2701に改番されました。

写真2と3はモト2700形2702、1970/1/25近鉄大阪線名張検車区。

1963年近鉄は形式称号を改正して、0起番のナンバリングを1起番に変更しました。その際に同一形式内で番号を順番にずらせるのではなくて、0番を最終番号+1としました。モト2700形2700は2702へ改番されましたが、2701は改番されずそのままでした。

1970年に改番がありモト2701と2702はモト90形91と92となりました。
1981年に廃車となり解体されました。

写真2と3で見られるように片方の妻面屋根が丸く仕上げられているのに対し、もう片方は切妻になっています。