古い車輌の写真

京福電鉄 叡山線 2 デナ21、デオ200

125

RP522 Web#=767 掲載2012/8/13

写真1はデナ21形125、1961年7月下旬 叡山線修学院車庫。

1928年鞍馬電気鉄道は日本車輛でデナ121形121〜124の4輌を製造しました。
1929年に鞍馬線の勾配区間に備えて4個モーターの125と126が増備されました。この際に121〜124も4個モーター化されています。
1978年にパンタグラフ化され車体更新が行われてノーシル化されています。
1993年に廃車。

126

写真2はデナ21形126、1977/4/18叡山線修学院駅。

写真2は写真1の撮影から7年後ですが、21〜24とは違って妻面右側の窓が改造されていません。

ここの形式でデナは中型(ナカガタ)、デオは大型(オオガタ)に由来します。

201

写真3はデオ200形201、1977/4/18叡山線修学院駅。

1951年に京福電鉄は叡山線用として近畿車輛でデオ200形201〜204の4両が製造しました。これは1944年に戦災の被害を受けた京福電鉄福井支社へデナ11形4輌を移管した補充です。
1978年にトロリーポールがパンタグラフへ改造。
1987年に203と204、1988年に201と202の足回りを利用してデオ720形721〜724が代替新造されました。

204

写真4はデオ200形204、1977/4/18叡山線修学院駅。

2002年からデオ720形は京阪1900系の廃車発生品を利用してカルダン駆動方式に改造され、台車もKS-70形空気バネ台車に交換され、デナ21由来の部品は無くなりました。