古い車輌の写真

京福電鉄 叡山線 3 デオ300

301

RP523 Web#=768 掲載2012/8/14

写真1はデオ300形301、1961年7月下旬 叡山線修学院車庫。

1959年京福電鉄は叡山線用としてデオ300形301と302の2輌を日立製作所で製造しました。75kwのモーターを4台搭載し、当時としては最新鋭のカルダン駆動、15.6mの長い車体を持っていました。
1978年にトロリーポールからパンタグラフへ改造。

写真2と3はデオ300形301、1977/4/18叡山線修学院駅。

デオ300形は叡山線には長すぎたようで、2輌連結の運用はプラットホームの長さの制限で行われませんでした。
1988年に廃車となりました。単行運用はデオ730形に代替され、高性能の機器は持て余され30年ほどしか使われませんでした。

写真1を撮影した頃の修学院は畑や田圃の中に田舎の町が散在していました。写真1の17年後に撮影した写真2〜4は高層マンションが背景に聳え立つ都会の住宅地に変化していました。

302

写真4はデオ300形302、1977/4/18叡山線修学院駅。

デオ302はまだトロリーポールを装備していました。写真1はまだホイール式トロリーポール(ポールの先端に回転する車輪が付いている)を装備していますすが、写真2〜4はスライダー式のトロリーポールに取り替えられています。日本で最後(1978年)までトロリーポールを使用していたのは京福電鉄京都支社の叡山線です。