古い車輌の写真

茨城交通 湊線 2 ケハ400、キハ1000

ケハ401

RP531 Web#=780 掲載2012/9/6

写真1と2はケハ400形ケハ401、1975/6/7茨城交通湊線那珂湊車庫。

1955年茨城交通は茨城線用としてケハ400形ケハ401を新潟鐵工所から購入しました。元来このディーゼルカーは熊本の山鹿温泉鉄道が発注した車両でしたが、同社が大きな水害に被災し引き取れなくなった注文流れ車輛でした。当時大流行していた湘南形で山鹿温泉鉄道車特有の低い2段ステップ付きでした。
全長19.5m、自重28.0t、ennjinnはDMH-17Bで出力160PS、定員144名。

1971年に茨城線から湊線へ転属。
2008年ひたちなか海浜鉄道。

低い2段ステップ(特に輌端の)のせいで、せっかくの湘南形妻面にも関わらず垢ぬけしないデザインとなってしまいました。

有田鉄道 キハ250

写真3は和歌山県の有田鉄道キハ250形キハ250、1971/10/24有田鉄道金屋口車庫。

同じ出自の有田鉄道キハ250です。塗装も湘南形の塗分けでしたが、車体断面が小さいためか田舎の気動車でした。

ケハ402

写真3はケハ400形ケハ402、1975/6/7茨城交通湊線那珂湊車庫。

1957年の新潟鐵工製で、ケハ401を基本に増備車として自社発注したディーゼルカーです。窓はシルとヘッダーがなくなり、バス窓になりました。ステップが1段になったためスマートな印象を与えています。

キハ1001

写真4はキハ1000形キハ1001、1975/6/7茨城交通湊線那珂湊車庫。

1955年留萠鉄道はキハ1000形キハ1001とキハ1002の2輌を日立製作所で製造しました。全長20.1m、自重34t、出力180psのDMH-17Bエンジンと液体変速機を装備し定員138名。豪雪地帯を走るために2軸駆動で汽笛には防雪板がついていました。ヘッドライトは屋根上と腰板の2灯。下のヘッドライトは台車の動きに伴ってカーブの方向に投光するものでした。

キハ1002

写真5はキハ1000形キハ1002、1975/6/7茨城交通湊線那珂湊車庫。

1971年の留萌鉄道廃止に伴いキハ1001と1002は茨城交通湊線に譲渡されました。番号はそのままでしたが塗装は横須賀色から、、羽幌炭礦鉄道から来たキハ22形と同じ臙脂色に白帯となりました。

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