古い車輌の写真

関東鉄道常総線 4 キハ610

キハ611

RP537 Web#=786 掲載2012/9/16

写真1はキハ610形キハ611、1975/6/7関東鉄道常総線水海道車庫。

1952年国鉄は新潟鉄工所でキハ42500形キハ42605を製造。当初からDMH17型ディーゼルエンジンを搭載していました。
1957年車輌称号規定改正キハ07形キハ07 106。
1966年廃車。
1967年加越能鉄道へ譲渡、加越線キハ170形173。
1972年加越能鉄道加越線廃止に伴い廃車。
1973年関東鉄道が譲受、キハ705形キハ705。
1973年改造のため保管先の水海道構内から西武所沢車両工場へ回送
1974年西武所沢車両工場で総括制御化、片運化と妻面改造、中央扉拡幅、改番されてキハ610形キハ611。
1988年廃車。

キハ612

写真2はキハ610形キハ612、1975/6/7関東鉄道常総線水海道車庫。

1936年鉄道省は川崎車輌でキハ42000形キハ42027を製造。
1950年新小岩工場で天然ガス動車キハ42200形キハ42213に改造。
1952年大宮工場でディーゼル動車キハ42500形キハ42525に改造。
1957年車輌称号規定改正でキハ07形キハ07 26。
1964年廃車。鹿島参宮鉄道が譲受キハ42500形42502。
1965年合併により関東鉄道キハ42500形42502。
1968年液体式化およびロングシート化。
1974年西武所沢車両工場で総括制御化、片運化および妻面改造、中央扉拡幅、改番されてキハ610形キハ612。
1988年廃車。

キハ613

写真3はキハ610形キハ613、1975/6/7関東鉄道常総線水海道駅。

1937年鉄道省大宮工場でキハ42000形キハ42040を製造。
1952年名古屋工場でディーゼル動車キハ42500形キハ42534に改造。
1957年車輌称号規定改正でキハ07形のキハ07 35。
1965年廃車。常総筑波鉄道が譲受キハ42002形キハ42002となる
1965年改番キハ705形キハ705。合併により関東鉄道キハ705形705。
1967年液体式化改造。
1975年西武所沢車両工場で総括制御化、片運化および妻面改造、中央扉拡幅、改番されてキハ610形キハ613。
1988年廃車。

キハ615

写真4と5はキハ610形キハ615、1975/6/7関東鉄道常総線水海道車庫。

1937年鉄道省は川崎車輌でキハ42000形キハ42033を製造。
1950年新小岩工場天然ガス動車キハ42200形キハ42214に改造。
1951年大宮工場でディーゼル動車キハ42500形キハ42529に改造。
1957年車輌称号規定改正でキハ07形のキハ07 30。
1963年廃車。

1964年鹿島参宮鉄道が譲受、キハ42500形キハ42501。
1965年合併により関東鉄道キハ42500形キハ42501。
1967年液体式化およびロングシート化改造。
1975年大栄車輌で総括制御化、片運化と妻面改造、中央扉拡幅、改番されてキハ610形キハ615。
1985年廃車。

正面から見ると新しい通勤電車の顔立ちでしたが、側面は古いキハ07の面影を色濃く残していました。特にキハ615を撮影したのは竣工して受領直後なのかまっさらでした。それでも10年しか使えなかったのは、軽量設計のガソリンカーが出自だったからでしょう。