古い車輌の写真

阪急電鉄 1

今津線仁川駅北方

RP548 Web#=797 掲載2013/1/22

写真1は380形384、1966/3/27阪急電鉄今津線仁川( ニガワ )〜小林( オバヤシ )間。

阪急電車は最寄駅のあるサイト・オーナーにとって最も身近な鉄道です。その割には撮影対象が偏っていて、写真のコレクションが系統だっていないという残念なことになっています。特に2000シリーズ以降のヘッドライトが二つある新型電車は相手にせず、1980年以降は何も撮らずという情けない状態です。

今津線仁川駅臨時プラットホ−ム

写真2は仁川駅の臨時プラットホーム、2006/12/28。

阪急今津線の仁川駅は自宅の最寄り駅、早朝のこの駅からワクワクしながら撮影行に出かけたものです。当時の駅舎やプラットホームの写真が無いのは残念です、どうも車輛写真中心でした。ホーム上に在った自然石を積み上げて作った待合室はとても秀逸なデザインでした。

写真2の中央は阪神競馬の時に臨時電車を待機させるための引揚線です。右手に見えるのはマナーの極めて悪い競馬客を避けて、降車客を平和的に下車してもらうための臨時ホームです。
 

今津線仁川駅南方

西宮北口行きの電車に乗って仁川駅を発車すると、仁川を渡って下り坂、この墓地の隣に在る写真2の空き地を右から左へと通過します。30年ほど前にこの地に大きな高層県営住宅が建設されて、砂地に松林というのんびりした写真を撮ることができなくなりました。
 

隣の甲東園から上り坂を吊掛式モーターを唸らせながら、左から右へとゆっくりと登っていきます。仁川駅はもうすぐです。

阪神間の白いサラサラの砂地(御影石と呼ばれた花崗岩が風化して出来た砂)と松林は明るくて気持ちの良い所でした。太古の昔ここは仁川の氾濫原だったのでしょう。

今津線仁川〜甲東園

西宮北口行きの電車が下り坂を甲東園に向かって飛ばしていきます、このあたりだと時速60kmぐらいでしょうか。今津線では今でも一番速度が出ている所でしょう。今では甲東園の駅前にたくさんの高層マンションが林立していて、このような見晴らしの良い景色ではなくなりました。

今津線西宮北口駅ダイヤモンドクロス

写真6は阪急今津線の名所、神戸線との平面クロス、1976/1/31。

あの独特のリズミカルなダダダダダン、ダダダダダンという音と架線のスパークは今でも思い出します。今では手前側の今津北線(宝塚行き地上ホーム)と今津南線(今津行き2階ホーム)に分断されています。

今まで何度か路線別に阪急電車を紹介してきましたが、今回から一度御破算にして再度車輛を中心として掲載することにします。

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