古い車輌の写真

御坊臨港鉄道 3 キハ41000形

キハ41000形 キハ308

RP028 Web#=83 掲載2008/3/3

このキハ41000形キハ308は1951年3月に国鉄から払い下げを受けたキハ41000形41055です。鉄道省のガソリンカーとして1934年川崎車輌で作られ、国鉄を1950年に廃車となりました。入線時に富士車輌でディーゼルカーへ改造され、長く活躍しましたが1970年以降は休車となり、1979年に廃車となりました。この写真は1971/10/24撮影です。

国鉄のキハ06とは異なる優しそうな顔立ちは、屋根の雨樋と縦樋が付けられていないからでしょう。

キハ41000形 キハ16

鉄道省のガソリンカーキハ41000形キハ41044として1933年に日本車輌で作られ、1949年に国鉄を廃車となり江若鉄道に払い下げられました。江若鉄道ではC14形キハ16と改称され、ディーゼルエンジンに換装されて使われていた。

1970年に廃線となった江若鉄道から譲受けて、キハ41000形キハ16となりましたが車体の標記には変化がありませんでした。特に目立った改造も無く活躍していましたが、大分交通のディーゼルカー2両が入線したので予備車となり1984年に廃車されました。

塗装は江若鉄道時代のローズピンクとクリーム色(当時の交直両用急行電車と同じ)のままでした。ヘッドライトが小さなシールドビームに改造されています。

江若鉄道時代の僚車 キハ15

この写真は江若鉄道C14形キハ16の一台前の車キハ15、1969/10/27三井寺下車庫で撮影です。御坊臨港鉄道に行ったキハ16と比べても大きな変化がありません。

江若鉄道時代の僚車 キハ17

この写真は江若鉄道C14形キハ16の一台後の車キハ17、1968/12/25白鬚駅にて撮影。関西学生鉄道研究会連盟主催の見学会で、お座敷気動車に改造されていたキハ17を借り切って全線を走りました。天気こそ晴れていたのですが、比良山から琵琶湖へ吹き降ろす寒い風には参りました。軽やかなジョイント音や架線の無い見晴らしの良い線路が思い出されます。

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