古い車輌の写真

阪急電鉄 18 700系-1

701

RP565 Web#=814 掲載2013/6/21

写真1は700形701、1976/1/31京都線十三駅。

1948年に京阪電鉄は新京阪線用としてナニワ工機で半鋼製の電動車700形を701〜705、制御車750形を751〜755の各5輌、2輌編成5本で合計10輌を製造しました。

この701の側板の一部分(番号と社紋の部分)は廃車後宝塚ファミリーランド電車館で展示されていましたが、現在は正雀工場で保管されています。

705

写真2と3は700形705、1970/5/30嵐山線桂駅。

700形は1947年に運輸省が制定した規格型電車設計案のA'型に準拠していました。全長17.6mで自重が38〜41tと重く、強力なデイ100形に伍して京都線本線で使用するのは無理が在ったようです。そのためずっと千理山線で使われていました。

千里山線が6輌に長編成化されると、700形も同様に6両編成で運用に就くようになりました。残り3両編成1本705-755-710は長く嵐山線で運用されました。

708

写真4は700形708、1976/1/15千理山線北千理駅。

1956〜1957年に750形752〜755は電装化され、カルダンドライブの試験用に電装化されていた751と併せて700形706〜710と改番されました。

751

写真5は750形751、1976/1/31京都線十三駅。

1943年京阪電鉄は新京阪線用制御車として張上屋根半流線型車体を備える300形301〜305を5輌製造。
1949年京阪神急行成立時に神戸線300形と番号が競合しないように1300形1301〜1305に改番。
1956年から1957年にかけて1300形は中間車化され750形(2代目)751〜755として750形(初代)を電装化した700形706〜710とともに、3輌編成に組み込まれました。

753

写真6は750形753、1976/1/31京都線十三駅。

750形(2代目)は張上屋根を持っており、先頭車の700型とは全く異なった外観の車体でした。
1975年〜1976年に700系は全て廃車となりました。

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