古い車輌の写真

阪急電鉄 22 805系、810系

神戸線武庫川橋梁を渡る805系

RP569 Web#=818 掲載2013/6/25

写真1は嵩上工事前の武庫川橋梁を渡る855、1964/11/7神戸線西宮北口〜武庫之荘間。

1950年に京阪神急行電鉄は800系の2次車としてMcである805形を805〜806の2輌、Tcである855形を855〜856の2輌をナニワ工機(後のアルナ工機)で製造しました。800系1次車と比べて阪急では珍しい正面非貫通構造で、全鋼製車体となっていました。

805

写真2は800形805、1965/1/2神戸線夙川〜芦屋川間。

1960年に1500Vへ昇圧。800系はこの時に車体更新工事を受けましたが、805系はそのまま長く神戸線で活躍しました。晩年は今津線と箕面線で4輌編成で運用されていました。
1978年に806-856、1979年に805-855が廃車解体となりました。

855

写真3は850形855、1976/1/17今津線西宮北口駅。

800系805系はサイト・オーナーが今津線で走っているのを毎日のように目にしていました。その為まともに形式写真を撮る機会を逸したのは残念です。
写真3は阪急名物の神戸線西宮北口駅のダイヤモンド・クロスですが、ここも
きちんとした写真を撮る機会を逃してしまいました。

813

写真4は810形813、神戸線西宮北口〜武庫之荘間。

1950〜1954年に京阪神急行電鉄は神宝線用としてMcである810形810〜822の13輌とTcである850形850〜862の13輌をナニワ工機(後のアルナ工機)で製造しました。2扉で整然と窓が並ぶ車体でした。
810形の内810〜813と860〜863は架線電圧600Vの神戸線と1500Vの京都線との直通特急用として製造された複電圧車でした。

820

写真5は810形820、1976/1/15今津線宝塚南口駅。

1971〜1973年に客用扉が3ドア化されました。写真4は2扉時代の整然とした車体の時代です。
1977年から車体更新工事が行なわれ、前照灯の埋め込み型シールドビーム化や一部車両の運転台撤去が実施されました。

写真6は810形820、1976/1/17今津線西宮北口駅。

1985年には820を含む6両編成820-870-815-865-821-871でをさよなら運転を行い、久し振りに京都線内営業運転を行いました。また820の前面部分はカットボディとして平井車庫で保管されています。

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