古い車輌の写真

阪急電鉄 34 4000

4001

RP581 Web#=830 掲載2013/7/24

写真1と2は4000形4001、1969/11/10京都線正雀工場。

1928年に新京阪鉄道は保線用として無蓋式電動貨車4と5の2輌を製造しました。
1929年に4001と4002に改番されました。
1930年京阪電鉄と合併、新京阪鉄道の区間は新京阪線となりました。
1943年京阪電気鉄道と阪神急行電鉄は合併して京阪神急行電鉄となりました。
1949年京阪電気鉄道が分離される際、元新京阪線は阪急に残り京都本線となりました。

1949年に4001は車体中央部にクレーンを設置し、運転台が狭められる改造を受けました。
1957年に4001は再度改造を受けて、左側に乗務員室を拡張されました。
1979年に4001は廃車。
4001のような左右非対称で複雑なクレーンを搭載した貨物電車はモケイゴコロをそそるものが在ります。

4002

写真3〜6は4000形4002、1969/11/10京都線正雀工場。

4002は大きな改造を受けることなく原型を保ったまま、ずっと桂車庫と正雀工場の間で資材輸送に活躍してきました。
1974年に4002は廃車となりました。

このような貨物電車は日中に本線を走行する機会はあまり無く、車庫で待機している姿を本線から眺めているだけでした。

正雀工場の方の好意で留置線に待機している事業用の貨物電車を間近で撮影する機会があり、とても喜んだ記憶が残っています。