古い車輌の写真

無蓋車 6 運搬設備

西鉄宮地岳線

RJ188 Web#=842 掲載2013/8/21

写真1は西鉄宮地岳線の無蓋車、1971/1/3貝塚車庫。

このトはレールの上に乗っていませんでした。シートをめくって番号の跡を見ておくんだった。重要なものを保管していたのでしょうか、綺麗なシートを掛けられていました。多分博多湾鉄道時代に国鉄の旧ト1形と同じ設計で新造されたものと思われます。

野上電鉄

写真2は野上電鉄の無蓋車、1971/10/24日方車庫。

この番号不詳の無蓋車はバッファー取付穴の跡、フラットな妻面、ハンドブレーキ、松葉スポークの車輪と、古典無蓋車に必要な道具立てが揃っていました。側板が2枚と低いので、無蓋車というよりも土運車でした。写真を撮った時はスクラップ置き場と化していました。しかし車体の状態はなかなか良好だったのは、保線用として滅多に出番が無かったためでしょうか。

貝島炭鉱

写真3は貝島炭鉱の無蓋車、1972/5/6貝島炭鉱二坑機関区。

二坑機関区で見かけた妻板が山形(=新しい設計?)の無蓋車ですが、バッファー取付穴の跡が残っていました。塗装がすっかり剥げた傷んだ妻板には何本も鉄の帯板で補強がされており、右側の煽戸が失われていいました。これで本線の走行が出来たのでしょうか?

下津井電鉄

写真4は下津井電鉄番号不詳のホト、1975/10/3下津井車庫。

一部の区間が廃線になった直後の撮影で、乗っているのは解体した駅舎の一部でしょうか? 

花巻電鉄ト1

写真5は花巻電鉄ト1形ト1、1966/8/4花巻車庫。

側板上端が酷く傷んだト1、もう本線を走ることは無いのでしょう。車庫内でスクラップ置き場と化していました。

東武鉄道館林機関区の荷車

写真6は東武鉄道のトロッコ、1963/3/31館林機関区。

これは正規の鉄道車輌でなくて機関区内で使用する作業用台車なのでしょう。連結器も装備していないので手で押して移動させたのでしょう。東武鉄道創業時からずっとここで働いているのでは? 小さな機関区のレイアウト・セクションに、とても有効なスパイスでしょう。写真では空っぽでしたが、モデルでは何を載せましょうか?
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